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お知らせ2021/09/13

固有ひずみ法溶接シミュレーションに関する技術発表(CMD2021)

2021年9月21〜23日にオンラインにて開催される日本機械学会 第34回計算力学講演会(CMD2021)におきまして、固有ひずみ法溶接シミュレーションに関する技術発表に関する共同研究成果を発表します。

セッション・日時:
OS20-2 市販CAEソフトを用いた難問題のモデリング・シミュレーション
9月23日(木)第5室 10:45-12:15

題目・著者名:
039 固有ひずみ法による摩擦撹拌接合を適用したアルミ厚板製品の変形予測
〇小野里尚(ASTOM)、後藤慎一郎(ASTOM)、池田貴(ASTOM)
野村統也(AISIN)、山口修平(AISIN)、恒川浩一(AISIN)、渡部祐貴(AISIN)

要旨:
自動車製造におけるアルミ材の接合には摩擦攪拌接合(FSW)が用いられることが多いが、条件によってはFSWにより変形が発生する.このため、シミュレーションを用いた変形の予測が求められているが、FSWはツールの回転、移動、発熱による材料の軟化、塑性流動などの複雑な物理現象であり、詳細に解析することは難しい。本研究は、固有ひずみ法を用いてFSWにより発生する変形を、簡便かつ高速に予測する手法を検討した.また、階層領域分割法(HDDM)を採用することで、大規模な解析を高速化し実用化を図りました。その結果、固有ひずみで十分変形挙動を再現できること、縦収縮の影響が顕著であるとの知見が得られた。また、高速化により実務で使用することは十分可能であることが分かった.