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お知らせ2018/11/25

金属3Dプリンター熱変形シミュレーション技術開発に関する技術発表(日本機械学会 CMD2018)

「日本機械学会 第31回計算力学講演会(CMD2018)」にて、
金属3Dプリンター熱変形シミュレーション技術開発について技術発表を行いました。

【学会】日本機械学会 第31回計算力学講演会(CMD2018)
【日時】2018年11月23日(金) ~ 2018年11月25日(日)
【表題】金属積層造形を対象とした固有ひずみ法による高速変形解析
【著者】ASTOM:池田 貴・小池 邦昭・法川 剛二郎・殷 峻・安藤 知明

近年では、金属3Dプリンターによる積層造形の技術革新が進み、
これまで実現できなかった複雑な内部構造が製造できるようになっています。
21世紀のものづくり現場で活用の期待される3D金属プリンターですが、
現状では製造中に予期せぬ変形が発生し、多くの場合に製品品質を確保できないという課題があります。

我々は、シミュレーション技術を用いて金属3Dプリンターの変形を予測することにより、この課題克服に取り組んでいます。
現在までに、アーク溶接の分野で用いられる「固有ひずみ法」と大規模解析に適した「階層型領域分割法」を組み合わせ、
一般的な熱弾塑性解析よりも、計算時間の飛躍的な短縮に成功しています。