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お客様の課題を解決し、新たな市場開拓を目指す中、我々は常に以下の行動指針と共にあります。
優れた人材を育て、価値ある企業として成長を続けます。
当社の技術戦略は、科学に基づく情報技術の提供(ITS:Information Technology on Science)であり、計算科学(第3の科学)とデータ科学(第4の科学)を情報技術により融合する事で、イノベーション創出を図って参ります。さらに、第5の科学として注目される「AI駆動科学」による、より高度なソリューション提供ができるよう進取の精神で業務に取り組んで参ります。
理化学研究所 素形材工学研究室 主任研究員(設立時)
初代代表取締役社長
1990年代後半、構造解析用のソフトウェアは、土木、建築、機械、材料、加工などの工学分野では無くてはならない道具となり、対象とする問題も、接触非線形問題や大変形問題、構造・流体の連成問題など、どんどん拡がりを持って来ていました。理化学研究所素形材工学研究室の主任研究員であった牧野内昭武は、研究者が自分の研究の手段として開発した「研究ソフトウェア」と、現実の構造解析の問題を解くために多くのユーザーによって使われている「実用ソフトウェア」との間には大きなギャップがあり、それを埋めるためには、純粋な研究とはいえない、開発としての仕事が要求されることを痛感しました。牧野内昭武は自分達で生み出した構造解析用ソフトウェアを育て、一人前にして市場に送り出すために、理研ベンチャー制度のもとに「株式会社先端力学シミュレーション研究所」を設立することを決意し、事業家であった小倉璋の支援により創業を果たし初代社長を託しました。将来当企業から、工学・医学・科学などの分野で、世界の市場でたたかえる高度な非線形解析のための実用ソフトウェアシステムが次々と巣立って行くことを期待されました。
当社は、理化学研究所 素形材工学研究室の主任研究員であった故・牧野内昭武が、理研ベンチャー制度の認定を得て、1999年4月2日に設立いたしました。設立以来、理化学研究所を始めとする学際分野の研究成果を実用化し普及を図るなど、先進の技術による社会的貢献を理念とし事業拡大を図って参りました。特に、金属プレス成形や樹脂射出成形などの成形加工技術や溶接などの接合技術など「ものづくり分野における製造プロセス」を対象としたシミュレーション技術や技能継承技術を中核として、顧客のニーズに基づく技術支援を核にした事業戦略を展開して参りました。さらに、東日本大震災後の安全安心社会へ向けた取り組みとして原子力安全解析分野、近年進展が著しいIoT・ビッグデータ・AI分野への取り組みを進めております。今後も、社会情勢の変化や技術の進展に対応すべく、技術の深化・拡大、事業創成に取り組んで参ります。