スポット溶接やボルト締めで発生する変形・ひずみを予測
組付け製品の不具合を事前予測
ASU/ASSEMBLY は、組付け時のスポット溶接やボルト締めで発生する 変形・ひずみを予測します。 組付け製品の変形を評価することで、製造ラインにおける不具合の事前予測と対策、製造条件の最適化を実現し、開発期間の短縮とコスト削減を後押します。

ASU/ASSEMBLYによるS字レール組付け解析事例
スポット溶接機能を用いて、S字レール形状を平板に組付けています。S字レール形状にはプレス成形時の変形(製造誤差)があり、 ASU/ASSEMBLYのシミュレーションによって組付け後の変形状態を予測できます。
計算条件

ASU/ASSEMBLY解析結果

ASU/ASSEMBLYによるRoof Reinforce最適打点解析事例
スポット溶接によるプレス部品の組付けでは、溶接変形の問題を避けることが出来ません。
本解析事例では、ASU/ASSEMBLYを用いてルーフレインフォースのスポット溶接時に、打点順の違いにより溶接変形がどのように変化するかを解析しました。
製品画像

製品CADデータ

治具セット

計算モデル

ASU/ASSEMBLY解析結果

ASU/ASSEMBLY導入効果

設計・開発効率の改善
組付け不良を事前に予測し、その対策を設計に織り込むことで、 生産準備期間や試作回数・コストを削減します。

組付け条件の最適化
スポット溶接打点の位置・順番、ボルト締めやクランプの位置や総数を シミュレーションで評価して最適化します。

前工程との連携強化
プレス等の測定・シミュレーション結果を引き継ぐことにより、工程スルーの品質確認を行い、前工程の過剰な交差設定を回避します
ASU/ASSEMBLY 解析ソルバー機能一覧
離散化手法 | 有限要素法 |
解法 | 静的陰解法 |
シェル要素 | 3節点3角形・4節点4角形 |
材料 | 大変形弾塑性材 |
境界条件 | 節点拘束/節点荷重 |
座標系 | 全体・局所 |
接触条件 | マスタースレーブ方式・ペナルティ法 |
体積力 | 自重 |
リスタート機能 | 有 |
並列計算 | OpenMPによるスレッド並列 |
ASU/ASSEMBLYで評価できる現象
自重たわみ | ✓ |
部品間干渉 | ✓ |
ボルトによる接合 | ✓ |
検査冶具等の冶具の取扱 | ✓ |
推奨稼働環境
・OS Microsoft Windows 10、11 (x64)
・CPU Intel Xeon E5 V4 シリーズ以降
・メモリ 8GB以上