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試作レスを実現する
プレス成形シミュレーションソフトウェア

ASU/P-form

シワ・ワレ・スプリングバックなど的確な予測で課題を事前解決

プレス成形シミュレーションソフトウェアASU/P-form は、プレス成形時に直面するシワやワレ、スプリングバックなどの現象を正確に予測します。これらの現象は金型の調整や再設計を招くことになり、製造コストを高める大きなリスクになります。プレス成形シミュレーションは、このリスクを事前に取り除きます。

  • シワ鋼板が金型に引き込まれることによってできる局所的なたるみ

  • ワレ引き伸ばされて薄くなった鋼板にできるき裂

  • スプリングバック金型を外した際に鋼板の残留応力から起きる変形

試作レスが実現したコスト削減

ASU/P-formのプレス成形シミュレーションにより、製造プロセスが変わります。 成形時とワレに悩まされていたあるプレスメーカーでは、コストの大きい金型製作・試作を含む設計の試行錯誤を繰り返しており、 製品完成までに長い費用と時間を要していました。ASU/P-formのプレス成形シミュレーションは、その状況を一変させました。 すなわち、下図のように設計・試作プロセスをシミュレーションに置き換え、金型製作や試作コストを大幅に削減することに成功しています。

従来の製造プロセス

シミュレーションを活用した製造プロセス

100社を超えるプレスメーカーが使用しています

国産ソフトウェアとして15年以上の歴史をもつASU/P-formは、今日まで数多くのプレスメーカーのお客様にご利用いただいております。長年親しまれている充実した機能とサポートで、お客様の課題を解決します。

ご導入企業一覧(抜粋)

生産性を改善する多彩なシミュレーション機能

シワ・ワレの原因究明による設計支援

シミュレーションで予測されるシワやワレの発生部位に対して、引張・圧縮の状態を明示する成形限界線図をプロットし、設計を支援します。

スプリングバックの事前予測

金型を外した後のスプリングバック変形を可視化します。高張力鋼(ハイテン,ウルトラハイテン)は「Yoshida-Uemoriモデル(YUモデル)」を使用することで高精度化が可能です。設計形状との比較によって見込み補正をサポートします。

多工程の成形をそのまま再現

プレス成形時の工程をそのままに、前工程の影響を考慮した連続シミュレーションからひずみを予測します。

歩留まりを改善する最適化

打ち抜き加工の最適なレイアウトを自動で見つけ出し、歩留まりを最小化します。

厚板・鍛造のひずみを正確に予測

薄板のプレス成形だけでなく、厚板のプレス成形や鍛造に対応したシミュレーションにより、より幅広い製品に対応します。

トリムライン予測と製品展開予測

シミュレーションにてトリムラインを算出し、設計時のトリムラインの精度を上げることで設計修正工数を削減します。ワンステップ法により簡単に製品展開ラインを算出することができます。

安心の日本語インターフェース

日本語に対応したユーザインターフェースとマニュアルのため、安心して操作を学ぶことができます。

解析レポートの自動生成

シミュレーション結果を自動でレポート化して、解析ノウハウの蓄積をサポートします。

ASU/P-form開発者の声

ASU/P-form開発チームでは、プレス成形シミュレーションソフトウェアが金型設計者の強力なツールとなるよう「誰でも」「簡単に」を実現するため、日々開発に取り組んでいます。

  • 要望から実現をスピーディーに
  • 業界で期待される技術を先行開発
  • 金型設計者の負担軽減
  • ユーザー様に密着したサポートサービス

プレス成形シミュレーションソフトウェアASU/P-formは、発売以来多くのユーザー様に支えられ成長してきました。 開発当初の目標である「ユーザーフレンドリーで且つ、低コスト・高精度解析が可能なシステム」を現在も変わらず目標としています。 これからも国産という利点を生かし、ユーザー様の役に立つソフトウェア開発に努めていきたいと考えています。

急速に進化する日本のものづくりへの対応

近年、自動車の軽量化が急速に進み、ハイテン材やアルミ材のような難加工材が多く使用されるようになりました。金型製作現場では、成形過程において発生する不具合を解決するため多くの時間を費やしています。その解決策のひとつとしてプレス成形シミュレーションがあります。 金型製作前にPC上でシワ・ワレ・スプリングバック等の成形性を事前検証することで金型設計者の不安を解消し、さらに金型製作のリードタイム及びコストの削減を実現します。また事前に成形性の検証を行うことで、メーカーへの形状変更提案が可能となり、金型製作をスムーズに進めることが可能となります。

高精度解析を可能とした静的陽解法

動的陽解法で準静的なプレス成形の問題を解く場合には、板材の振動などの精度問題があります。静的陰解法の場合には、時として計算の途中で計算が収束せずに破綻するという問題が発生することがあります。そこで、精度を保つためにRmin法を採用し、安定的に解を得ることを可能とした解析手法が『静的陽解法』です。ASU/P-formは、理化学研究所での基礎研究(板成形シミュレーション研究会・板成形利用技術研究会)を経て2000年に商品化されました。

「高精度」「低コスト」「誰でも簡単に」を目指した開発の実績

商品化後もさまざまな機構や会社様の協力のもと、多数の公募の実施や論文発表を行ってきました。 高みを目指し続けてきたその機能が評価され、2004年には「平成16年度産学官連携功労者表彰」で「文部科学大臣賞」を受賞しました。 より「高精度」「低コスト」かつ「誰でも簡単に」を目標に進化し続けることがASU/P-formの目標であり、強みにつながっています。

受賞経歴

2004年 平成16年度産学官連携功労者表彰 文部科学大臣賞 受賞

関連公募(一部)

2003-2004年 中小企業基盤整備機構
プレス製品形状におけるCAD・CAE双方向の応答型システムに関する研究調査
2010年 戦略的基盤技術高度化支援事業;関東経済産業局,日本金属プレス工業協会
クラウドコンピューティング仮想試作基盤ものづくり(金属プレス)プラットフォーム構築

関連論文(一部)

2002年1月 ASU/P-formの活用状況と使用感
遠藤 正俊(片山製作所);素形材
2005年8月 成形シミュレーションのハイテン材への摘要
吹春 寛(先端力学シミュレーション研究所);プレス技術

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